この度は、2020年の新彫金の新柄(第二弾)をお知らせいたします。
第二弾は『北斎・波』でございます。
こちらの絵柄は先日のギフトショーで最も反響があった新柄の一つで、
連日たくさんの注文をいただいています。
この北斎の浪裏は世界で一番有名な日本画として世界中で知られており、海外のガイド本にも
度々載るほどの認知度です。
なぜこれほどまで、海外で知られるようになったのかと言いますと、この画には
日本画にして多くの西洋画の要素が詰まっているのです。
その中の一つが、浪裏の特徴である大きな波の「深い青」にあります。
浪裏に使われた顔料はベロ藍と呼ばれ、当時西洋ドイツで色褪せず、
その深みのなかにある色鮮やかさがある色として知られていました。
それを初めて日本画に取り入れたものが浪裏なのです。
まさに「西洋」と「和」のハイブリッドです!
私どもはこの浪裏を新彫金という独自技術を用いることで、新彫金の彫りによって
生み出される躍動ある大きな波と深くて色鮮やかな青はまさにあの顔料になった
ベロ藍を彷彿させる色合いを再現いたしました。
欧米系やアジア系の外国人観光客に非常に人気のあるこの No.215「北斎・波」
是非、お手に取ってお確かめくださいませ!